eラーニングの目的は、新しい知識とスキルを伝えるために学習者と情報を共有することです。情報は、写真、オーディオクリップ、ビデオ、そしてもちろんテキストなど、多くのメディアを使って共有できます。多くの場合、eラーニングではテキスト中心のコースになるケースがあります。テキストの使用を最小限に抑える1つの方法は、アイコンを代わりに使用することです。
アイコンは、モノ、オブジェクト、アイデア、プロセスを表す小さなイラストです。それらは私たちの周りにも既に使われており、コミュニケーション方法の一つとして使用されています。次に一般的なアイコンをいくつか示します。
eラーニングでは、アイコンはいくつかの異なる方法で使用され、クリック可能な場合もあります。オプションをクリックして選択することができます。例えば、家の形をしたアイコンをクリックして、ホームページまたはメニューに戻ることができます。また、単に視覚的な目的で、アイデアやメッセージを伝えるために使用される場合もあります。eラーニングでアイコンを使用する理由と、デザインの見栄えをよくするためのいくつかのベストプラクティスを見てみましょう。
eラーニングでアイコンを使用する理由
テキストの置き換え
アイコンは、テキストを使用せずに簡潔な情報を学習者に提供する優れた方法です。次の例では、そのトレーニングで利用する3種類のコミュニケーション方法を表すためにアイコンが使用されています。
アイキャッチ
アイコンは、デザインという視点でも装飾や視覚効果を追加することもできます。次の例では、支出の各カテゴリをアイコンで視覚的に表現しています。
省スペース
文や数個の単語を使うともアイコンよりも多くのスペースを占有する可能性があるため、アイコンを使用するとスペースを節約できる場合があります。単語を小さな丸いボタンに当てはめるのではなく、次の例のように本や電話のアイコンを使用するとスペースを使わずに済みます。
最低限の翻訳
アイコンの利点の1つは、普遍的で誰もが分かる傾向があり、一般的に翻訳する必要がないことです。しかし、例えばグローバル向けに文化の多様性を伝えるコンテンツを作成している場合は、ある文化においてはそのアイコンやシンボルの意味する内容が異なるか、存在しないかもしれないことも念頭に入れておく必要があります。
eラーニングでアイコンを使用するためのベストプラクティス
スタイルの選択
アイコンに関しては、塗りつぶし、アウトライン、曲線、四角、手描きなど、様々なスタイルを利用できます。
一貫性
好みのアイコンの外観やスタイルを見つけたら、すべてのアイコンに同じスタイルを使用して一貫性を保ちます。例えば、次の画像では、すべてのアイコンの輪郭が細いため、一貫性が保たれています。
明確に
あなたにとって明確にシンボルに見えるかもしれないものは、他の誰かにとっては全く異なるものとして捉えられるかもしれません。文化の違いと学習者のタイプは、アイコンの認識方法に影響する可能性があることに注意してください。品質テストを行い、アイコンに関するセカンドオピニオンを聞き、全員が同一の意味として認識していることを確認することは決して害になりません。
以上がeラーニングデザインでアイコンを最大限に活用するためのいくつかの簡単なヒントです。
株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です
Commenti