top of page
執筆者の写真DISCE

LXPで学習意欲を上げ、従業員のエンゲージメントを高める

更新日:2023年11月22日


従業員の学習意欲の向上は、企業のラーニングリーダーにとって大きな悩みの種かもしれません。特に明確な企業戦略や適切な動機がなければ、学習習慣を構築したいというアイディアは気が遠いことかもしれません。平均的な従業員は週に24分程度しか学習していません。また急速に状況が変化しているビジネス世界ではこれ以上学習時間を削減することはできません。


多くの人にとって学習する時間が足りないと言っていますが、それが理由だとは限りません。下記は自身の専門分野の能力開発をしていない人々の障壁となっている項目です。


最新の「How the Workforce Learns Report」のデータに基づいて、アンケート回答者の43%は学習する時間がないと答えました。さらに、30%が適切なガイダンスがなく、企業が学習の重要性を認識または学習を報奨していないと回答しました。またマネージャーが学習をさせないと回答したのは22%で、あまりにも多くの選択肢がありすぎて圧倒されたと答えた20%となっています。これらの課題の大部分は、組織の学習文化と環境に由来するものであり、承認や報酬に対する仕組み不足という側面もあります。



選択肢がありすぎ圧倒的な場合


これらの学習障壁を解決するための解決方法を考える時、オンラインショッピングの方法を検討するかもしれません。これは学習から発想が飛躍しているように思えるかもしれませんが、ラーニングもショッピングも両方とも、膨大な量の選択肢で人々を圧倒させます。例えば、私が最近買ったオンラインショッピングはWi-Fiブースターで、Amazonで1,000件以上の候補が表示されます。どうすれば大量の選択肢をふるいにかけ、正しい選択をすることができるのでしょうか?


あるスキルの能力開発するための情報リソースを探す際、候補は圧倒的であり、どのリソースを選べばいいかのガイダンスはありません。オンラインショッピングのように学習するには、注意と努力が必要です。効果のないものにお金を使いたくないのと同じように、効果のないものに時間を使いたくありません。


Amazonは、ほかのeコマースサイトと同様に、様々な評価指標をまとめて、結果を絞り込み、購入意思決定を支援しています。例えば製品レビュー機能で、購入しようとする人は信頼できる口コミ評価からガイダンスを見つけて、選択範囲を絞り込むことができます。



評価インジケーターが従業員のコンテンツの見つけやすさにどのように役立つのか?


eコマースとeラーニングには大きな類似点があります。ラーニングプラットフォームの「バッジ」という概念は、Web世界の評価システムの背景にある行動科学の影響を大きく受けています。


同様にDegreedは、新しく「Active Learner」ステータスという評価システムを開発しました。「Active Learner」ステータスはアクションとふるまいの組み合わせにより簡単なインジケーターで表現され、Degreed上で他ユーザーから「Active Learner」をわかりやすくしました。Active Learnerステータスでは、アバターアイコンの周りにカラフルな円を付与します。Active Learnerユーザーは少なくとも5つのアイテムを完了し、少なくとも1つのアイテムを他の人に共有し、少なくとも3つのスキルを設定し、毎月ログインしている必要があります。これらアクションの組み合わせは、主要エンゲージメントアクティビティを完了するための報酬でもあり、最もアクティブなユーザーとしての認識を与えます。最も生産性の高いユーザーを確認でき、彼らのコンテンツをフォローして学習する可能性が高くなり、従業員のエンゲージメントの向上に役立ちます。


組織レベルでのもう1つの評価指標は、組織が承認したパスウェイ、プラン、スキルです。Amazonの例に戻ると、Amazon Primeのみに絞り込むフィルターがあります。そこから、顧客レビューなどのフィードバックに基づいて、「ベストセラー」や「Amazonチョイス」などのフラグの付いた商品にお客様の注意を引くことができます。


同様にDegreedは、最適な選択肢をフィルタリングできる視覚的な機能「Endorsed」を提供します。「Endorsed」機能は、検索と推奨を強化するアルゴリズムにも役立ちます。リーダーとマネージャーはこの機能を活用して、設定したパスウェイを他の選択肢よりも高くし、ガイダンスとサポートを充実できます。



ガイダンスの提供


ガイダンスの重要ポイントは、従業員が独立してソーシャル的に学習することを好むことを示す「How the Workforce Learns Report」の調査結果とも一致しています。これは、Webサイトにアクセスし、メンター、チーム、専門家のネットワーク、ソーシャルプラットフォームのガイダンスを重要視することを意味します。アンケート回答者の62%が、昨年中の業務のために何かを学ぶ必要があった時、ガイダンスや推奨について専門家のネットワークに相談したと答えています。


これらの選択肢を絞り込み、Active Learnerからのガイダンスを提供することで、従業員のソーシャル的、個人的、精選された学習体験をより多く構築できます。EndorsedおよびActive Learner機能はほんの始まりにすぎません。将来、従業員のラーニングテクノロジーへのエンゲージメントを高めるために、ステータスと優先学習コンテンツを示す方法に対するユーザーの行動の影響をトラッキングし続けるため、さらに機能拡張する予定です。社内のリーダーや専門家の専門知識を活用する機能は、忙しいL&Dリーダーのコンテンツキュレーションの負担を軽減するだけでなく、ラーニングプラットフォームをアドバイスやコーチングを求める際の自然な行動に結び付けます。


これらのツールと機会を従業員と結び付けて、学習とスキルアップを追求することは、従業員が自主的になるように動機付けるための最初のステップです。豊富なオンラインコンテンツにより、信頼できるソーシャルネットワークのエクスペリエンスをLXP:Learning eXperiece Platformに取り込むことで、ユーザーの意欲を高め、従業員の学習と能力開発へのエンゲージメントを高め、選択肢に圧倒されることを防ぎます。


Degreedを活用して従業員の意欲を高め、エンゲージメントを高める方法の詳細については、お問い合わせください。



 

By Lindsay White, Product Manager

January 22, 2020

 

Comments


bottom of page