スキルは、ワークフォース変革の推進、パーソナライズされた能力開発の拡大、組織のアジリティ（俊敏性）の向上、従業員のパフォーマンスの向上など、ビジネスにプラスの影響をもたらすカギです。
Deloitte社によると、企業の経営層の98%がスキルベースのアプローチをさらに取り入れることを計画しており、L&D、HR、タレント、チェンジマネジメントの専門家にとって、必要不可欠なスキルやスキルデータの集約、分析、行動は、もはや選択肢ではなく、必然です。
実際、賢明な企業組織はすでにスキルベースの戦略を取り入れており、目覚ましい成果を上げています。ハイパフォーマーを維持する確率は98％、アジャイル性を高める確率は57％、効率的に人材を配置する確率は107％高まっています。
「98%：経営層がさらなるスキルベースのアプローチを取り入れる予定である割合」
スキルとスキルデータを活用する時
正直、スキルを活用するのは、始めたばかりの段階では複雑です。
幸いなことに、Degreedは長年これに取り組んできました。必要不可欠なスキルを認識し、スキルを実用化し、インパクトのある学習を推進することは、Degreedの設立当初からの使命です。Degreedでは、長年にわたり、組織がスキルの変化を特定するプロセスを簡素化する支援をしてきました。また、パーソナライズされた能力開発を通じて、学習規模の拡大を支援してきました。そして、変化を測定して効果を示す支援をしてきました。
Degreedは、必要不可欠なスキルとスキルデータを組織全体で活用することで、あらゆることに対応できる人材を育成することができます。
「スキルを認識し、スキルを実行可能にし、影響を与える学習を推進することが、Degreedの設立当初からのミッション。 ニーズを特定 → 能力開発をパーソナライズ → 変化を測定」
スキルの活用...ニーズの特定
まずはスキルデータが必要です。しかし、従業員に関するデータを入手することは、言うは易く行うは難しです。そのため、Degreedは3つの方法でこの課題に取り組んでいます。
1. スキルの推論
スキル推論は、履歴書や職務経歴書などの既存のソースから従業員のスキルに関する情報を抽出するため、従業員のスキルに関するデータを迅速かつ簡単に収集できます。Degreed社のソリューションの複数の機能でスキル推論を提供しています。
例えば、学習者がDegreed LXPを利用する際に、職務や履歴書に基づいてスキルを提案することで、学習者のスキルプロフィールを作成します。また、AIを使用してスキルを職務に自動的にマッピングすることで、組織の職務に必要なスキルの特定を簡単に開始できます。私たちDegreedは、貴社の隠れたタレント人材を発見するための新しいAIスキル推論機能をさらに探求しています。
2. スキルの評価
従業員がどのようなスキルを持っているかだけでなく、どのレベルの専門性を持っているかを把握することが重要です。そのため、自己評価、マネージャー評価、同僚評価など、スキルに対する熟練度を示す複数の方法を提供し、従業員のスキルを忠実に把握できるようにしています。またアダプティブなアンケート機能は、従業員のスキルとスキルレベルを検証するためのもう1つの方法です。
「スキル評価の多様化による精度の向上」
3. スキルデータの管理
スキルデータを管理するには、従業員によるスキルの供給状況を分析・理解し、データギャップを埋め、スキルの分類法を管理し、エコシステム全体のスキルデータとラベルを正規化するツールが必要です。Degreed Skillsはまさにそれを行います。
Degreedはスキルスケールの正規化を可能にします。スキルスケールは、通常、数値を使ってスキルの熟練度を測定します。Degreedを使用すると、ラーニングテクノロジーやHRテクノロジースタック全体からのバラバラなスケールを正規化することができます。
例えば、貴社組織ではスキルの熟練度を4点満点で測定したいのに、HCMでは5点満点、LXPでは8点満点で測定しているとします。Degreedは、テクノロジースタック全体からのバラバラな尺度を正規化するので、すべてのスキルデータを貴社好みの尺度で見ることができます。
同様に、テクノロジースタック全体で異なるスキルラベル（名称）を使用しているツールもあります。例えば、HCMでは「Innovate」という単語をスキルラベルとして使用しているかもしれませんが、LXPでは同じスキルのラベルとして「Innovative」を使用しているかもしれません。Degreedを使用すると、スキルラベルを正規化し、一貫性を持たせることができます。さらに、Degreedは重複、スペルミス、同義語を削除し、複数の言語に対応します。
また、AIが正規化の推奨を行いますが、Degreedを使用すると、最終的にあなたがコントロールできるようになります。AIの推奨を上書きすることができるため、データをよりコントロールすることができます。
さらに、Degreedのタクソノミ（分類）管理機能により、組織のニーズを満たす独自のタクソノミを作成し、活用することができます。
スキル成功事例：Unilever社
「Unilever社はますます、ジョブタイトルよりもスキルに注目しています。従業員のスキルと熟練度をよりよく理解し、多国籍消費財会社のアップスキリングをガイドするため、Degreedのスキル分類を基に600スキルの追跡を始め、推定で50%の隠れた労働力の能力を解放することができました。」
スキルの活用...能力開発のパーソナライズ
スキルデータを取得したら、次はそのデータを活用してより良い成果を生み出す番です。しかし、どのようにスキルデータを使用して学習をよりパーソナライズするのでしょうか？
Degreedが次のことを支援します。
スキルデータを使用して学習をオーケストレーション（指揮）します。
学習をオーケストレーションするには、適切な学習を適切な人に適切なタイミングで提供する必要があります。Degreedは、多くの方法でこれを支援します。
Degreedを使用すると、学習者のスキルやスキルレベルを含む多くの要因に基づいて学習者のセグメントを作成し、そのセグメントに対して自動的に学習を割り当てたり、メッセージやナッジを送信したりすることができます。
例えば、AIのスキルレベルが1である組織全員のセグメントを作成し、そのセグメントの全員に、ビジネスでAIを活用するために不可欠な基礎学習を割り当てることができます。オートメーション機能を使用して、学習者にそのコンテンツを完了するよう思い出させるナッジを送信することもできます。
Degreedが次のことも支援します。
スキルに基づいた学習者のつながり
調査によると、75%の人が一人で学習するよりも他の人と一緒に学習することを好むそうです。スキルデータを活用することは、同僚同士のコラボレーションラーニングを促進するためのふさわしい方法です。
「他の人と一緒に学ぶことを好む人の割合は、一人で学ぶことよりも75%多い」
Degreedでは、マネージャーのダッシュボードに、チームメンバーがどのようなスキルを持っているかというデータが表示されるので、マネージャーはチームの強みを最適化し、最大限の成長のためにどこに焦点を当てるべきかについてメンバー個人をコーチすることができます。また、Degreedを使用すると、スキルデータを使用して、学習者が成長させたいスキルに基づいて、学習者個人にメンターを自動的に推薦することができます。
そして、Degreedは次のことを支援します。
スキル成長のための経験をキュレーションします。
質の高いキュレーションにはスキルデータが組み込まれており、スピードを保ちながら大規模展開にも対応でき、重要なスキルを成長させるために必要な適切な学習と経験を学習者が受けられるようにします。
Degreedでは、組織の成功に重要なスキルの成長を目標としたプランとパスウェイを作成することができます。さらに、従業員に深いスキルを身につけるためのコホートベースの学習機会を提供するアカデミーを構築することもできます。
さらに、Degreedは、従業員に以下のことを支援します。
個人のスキルプロファイルに応じてパーソナライズされたリソースを見つけることができます。
学習は、学習者に関連するものであればインパクトのあるものになります。そのため、従業員が自分のニーズや目標に合ったコンテンツを発見できるようにすることが非常に重要です。
学習者がDegreed LXPの中で学習リソースを検索すると、DegreedのAIが個人のスキル、目標、経験に基づいて、パーソナライズされた関連性の高いコンテンツや体験機会を提案します。
スキル成功事例：AstraZeneca社
「私たちのデジタルラーニングプラットフォームであるDegreedは、パーソナライズされた学習体験を提供します。いつでも、どこでも、どのデバイスでも利用可能です。データ、AI、機械学習を使用して、スキルを磨くための最も関連性の高いコンテンツを提案してくれます。」
スキルによる変化の測定
スキルの成長を達成したら、その成果を示すことが重要です。Degreedを使用すると、スキルの成長を測定して、ビジネス全体における学習の効果を示すことができます。
Degreedスキルアナリティクスでは、複雑なスキルデータをシンプルに表現する強力な可視化機能が提供されるため、スキル成長に対する学習の影響を明らかにし、組織全体のスキルの需要と供給を特定し、人材への投資をより賢く行うことができます。
Degreedを使用するすべての従業員は、現在のスキルをリストアップし、重点スキルを選択し、スキルレイティングを実施し、スキル開発に関連する経験とコンテンツを追跡するスキルプロファイルを持ちます。これらのプロファイルは、パーソナライズされた学習体験の推進に役立つだけでなく、個人の成長と発達を追跡することもできます。
しかし、変化の測定はサイロ（遮断されたシステム）で行われるべきではありません。ラーニングとHRのエコシステム全体からデータを組み合わせることで、変化をより総合的にとらえることができ、プロジェクトや職務に適した人材を特定するなど、変化を活用するのに役立ちます。Workday とのスキル情報の双方向連携のような連携統合によって達成される相互運用性が、Degreed にとって非常に重要な理由です。これにより、異なるシステムが簡単に情報を共有して連携できるようになり、複数のツールのデータを組み合わせる手作業が軽減されます。
スキル成功事例：TEKsystems社
「TEKsystems社は、スキルと特定の役割のための能力を検証するための従業員バッジの仕組みと認定フレームワークを構築しました。このプログラムは、誰がパフォーマンスの期待を満たしているか、誰が新しい役割に適格かについての客観的な情報でリーダーを支援します。学習の入り口以上のもので、Degreedは組織の成長を支援する強力なアップスキリングの動機付けにもなっています。」
ビジネスにもたらすもの
ニーズを特定し、能力開発をパーソナライズし、変化を測定することは素晴らしいことです。
これらのアクションが重要なのは、何事にも対応できる人材を開発する能力を解き放つからです。市場の変化や競争上の脅威から経済的ショックに至るまで、将来何が起こるかわかりません。だからこそ、アジャイルな人材を育成し、アジリティを促進し、従業員とビジネスが変化や課題に効果的に対応できるような仕組み（効率的でパーソナライズされた学習など）を導入することが非常に重要なのです。
このようにして、今いる人材をビジネスに必要な人材に変えることができるのです。
詳細
従業員を変革するためにスキルを活用し始めましょう。
世界中の主要な企業組織が、将来への準備、ニーズの特定、能力開発のパーソナライズ、および変化の測定にDegreedを使用しています。
Degreedが、ビジネスに必要なスキルをどのように把握し、学習し、成長させることができるのか、もっと知りたい方は今すぐDegreedのデモをご覧ください。
※日本語でのデモをご希望の方は、画面右上の「お問合せ」からご連絡ください。
by Dana Pellegrini, August 6, 2024
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