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執筆者の写真DISCE

Visa社が20,000人を超える従業員のための学習文化をどのように創造したのか

更新日:2023年11月27日


Visa社のL&D部門が従業員の能力開発を再考した時「学ぶ組織」を作りたかったといいます。


その短いフレーズで捉えたニュアンスは、従業員主導の学習文化を持つという意味の核心になります。特にクレジットカード業界の巨人にとっては、学習をより直感的にし、従業員の日常生活の大部分を占めるようにすることを意味しました。Visa社は、学習をこれまでにないビジネスニーズとより緊密に連携させ、生涯学習を奨励し、国や地域毎に学習プログラムを適応させ、学習を組織の優先事項として位置付けたいと考えていました。


これらの取り組みの中心は、Visa ユニバーシティを通じて包括的なラーニングテクノロジーエコシステムを構築することで、世界中の20,000人のVisa従業員全員に幅広いラーニングエクスペリエンスを提供してきました。


しかし他の企業と同様に、Visaユニバーシティは苦痛を経験しました。当時Visa社が利用していたラーニングエクスペリエンスプラットフォーム(LXP)は検索が難しく、利用者も少なくなっていきました。そのLXPはコンテンツをキュレーションするための効率的な手段をL&D部門チームに提供できなかったため、従業員はあまりに多い学習の選択肢に圧倒され、必要なリソースを見つけるのに苦労しました。


「私たちは常に、従業員が辿り着き、交流し、コラボレーションし、自分の役割や興味のある何かのため、もしくは誰かが共有した何かのために、スキルを身に付けられる様々な方法でパーソナライズされた推奨アイテムを受け取れる入り口が必要であることを知っていました。」とVisaユニバーシティの副責任者であるGordon Trujillo氏は述べました。

「そんな状況下でDegreedが登場したのです。」



最高のソリューションをつなげる


Visa社のアプローチの特徴は、APIとテクノロジー連携を通じて、L&D部門が最善と見なす幅広いテクノロジーをデジタルラーニングエコシステムに組み込んでいることです。


例えば「以前の環境では異なるコンテンツベンダーに複数の投資を行っていた」とTrujillo氏は述べています。それはビジネスユニットが新しくできると、他のビジネスユニットの取り組みと本質的に変わらないにもかかわらず、似たようなコンテンツベンダーが非効率に取り入れられていました。


2020年3月にVisa社で社内公開されたDegreedでは、それをすべてつなげる学習文化の推進に貢献したとTrujillo氏は述べています。「今では、社員全員で統一されたエクスペリエンスを推進するためにハンドリングされています。Degreedは、構築し、契約し、流用されるキュレーション資産をまとめるためのカギでした。」



新しい働き方


Visa社の従業員の大多数がDegreedを使い始めるのにそれほど時間はかかりませんでした。Visa社がDegreedを社内公開してからわずか4か月で、65%の従業員がログインしました。またL&D部門はキュレーションできる80,000のリソースを統合しました。Degreedが生成するユーザーデータを使用して、L&D部門は学習計画に最適なソースを選択し直すのに役立つ情報を入手できます。


Visa社が以前のLXP環境で直面した課題はすでに過去のものです。Degreed導入後、Visa 社のL&D部門は次のことを行うようになりました。


  • 各従業員の興味やニーズに基づいてコンテンツをキュレーションすることで学習をパーソナライズおよびシンプルにするのと同時に、統一されたユーザーエクスペリエンスを推進しています。

  • 従業員間のコンテンツ共有が簡単にできるようになり、ソーシャルラーニングが促進されています。

  • バーチャルラーニングをサポートすることでコストを削減しています。教室での集合研修は企画/運営/維持に費用がかかり、一部の従業員にとっては参加が困難であり、COVID-19によってさらに悪化しています。

  • Degreedを人事情報システム(HRIS)と連携して有用なデータを収集し、地域およびビジネスユニット間で関心が高まっているトピックを特定しています。

  • 検索キーワード、スキルレベル、その他の測定されるデータを使って、関連資料をキュレーション、パーソナライズ、迅速な配信により、アジャイル性を維持しています。

  • 世界中の国や地域の従業員に、文化や地域にとって重要な独自のラーニングエクスペリエンスを提供することで本格的な能力開発を提供しています。つまりプラットフォームを使ってグローバルで一元的にキュレーションされたコンテンツを見つけ、それを各国や地域用に再コンテキスト化しています。

  • 新しいプロジェクトやポジションのために従業員をアップスキリングするのを支援することにより、新しいキャリアオポチュニティを提供します。このモチベーションを上げる仕組みは、全体的な学習文化への関与を後押しするのに役立ちます。



強化された学習文化


従業員が日常生活の一部にできるエクスペリエンスをDegreedが提供することにより、従業員が継続的な学習者になることをVisa社が奨励するのを支援しています。


『「Visa社にいるメリットは、医療補助、有休、そしてVisaユニバーシティです」と従業員に言わせるほど学習プレゼンスの高い企業で働くのは初めてです』とKapila氏は述べています。『それは深く浸透しています。言うのはとても簡単ですが、とても強力です。』


『Visa社内のDegreedの立ち上げにより、その感情は広がり、従業審の声としてさらに広がっていきました。』


リアルな物理的キャンパスにはもちろん利点もありますが、最終的には有限の限られたエクスペリエンスになります。『デジタルキャンパスでは、自分の役割において、ちょっとした時に学びたいものを学べるようになり、トピックとの関係性、そして継続的な進歩が本当に重要になります』とKapila氏は言います。『バーチャルエクスペリエンスは、正しく行われると、生き続けます。信じられないほど強力であり、Visa社の学習者から多くの素晴らしいことを聞いています。』


学習文化、アップスキリングの取り組み、キャリアモビリティ戦略などに関する記事をもっと読みたい場合は各社導入事例のブログページをチェックして、最も革新的な企業組織で何を行っているかをご確認ください。


 

By Tom Schultz, Content Writer

January 13, 2021

 

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