しばしば新しくeラーニングコース開発者になった方が、「私が作るコースで最良のクイズの出し方はどのような方法ですか?」とよく尋ねられます。筆者も過去に自分のメンターに同様の質問をしたことを覚えています。その時、彼女は「早くクイズ、頻繁にクイズ!」と言っていました。そして何年も経った後、彼女のアドバイスはオンラインコースに最適だったことに気づきました。コースの最後にクイズを出すことは有益ですが、クイズをうまく活用する機会は他にもたくさんあります。
コースでクイズを出す3つの優れた方法とタイミングは次のとおりです。
1. コースの最後に学習者の知識をアセスメントする
クイズを使うべき最も明白なタイミングは学習単元の後です。伝統的にも、コースの制作者はコースの最後にクイズを出しています。しかしクイズはコースで提示される内容に対する学習者の理解をアセスメントするのに役立つだけであることに注意することが重要です。振舞いやアクションに対する学習者の能力をアセスメントしようとしている場合は、別のアセスメント方法を試してみることをお勧めします。
筆者が得た経験では次のとおりです。例えば、適切な共感を持ちつつ顧客に対応できるようにするコースなど、コースの目的が行動的な性質のものである場合、おそらくクイズは最良のアセスメントツールではありません。
2. コース学習前に学習者の知識をアセスメントする
違和感を感じるかもしれませんが、クイズの最適なタイミングの1つは、学習する前です。クイズは学習者に今後の学習のヒントを与える優れた方法です。学習者にとってクイズが難しかった場合は、教材学習に一生懸命取り組まなければならないことが学習者にわかるため、学習者が集中するのに役立ちます。また、内容に対する学習者の興味や好奇心を刺激することもできます。
また、クイズを使って、学習者がコースに参加する前にどれだけ知っていたのか、コースを完了した時にどれだけ学ぶことができたかを比較することもできます。これは、学習者の知識の向上だけでなく、コースとしての指導力も測定するのに役立ちます。コース終了後のテストだけで、学習者が新しい知識を習得したことを知ることができるのでしょうか?学習者がすでにその内容のすべてを知っていたらどうしますか?付け加えるならば、コースの学習前にクイズを出す最後の理由は、学習者がコースを受けることを免除できるようにするためです。学習者がすでに内容を知っている場合は、コースを無理やり受けさせる必要はありません。確かに、学習者がコースを受講しなければならない規制上もしくは法律上の理由がある場合がありますが、そうでない場合は、学習者に知識をすでに持っていることを示させて、次のステップに進められるようにすることをお勧めします。
3. 学習者が内容を理解したことをアセスメントする
クイズは、コース全体のゲートキーパーとして機能します。ひとまとまりの情報を提示したら、学習者にクイズを出します。単一の問題でも複数の問題でもかまいません。これは、学習者が今教えたことを理解しているかどうかをアセスメントするのに役立ち、同時にそのセクションの主要な概念を確固たるものにします。クイズに合格した場合は、次の単元に進むことを許可します。学習者が内容を理解していなかった場合は、もう一度見直させ、再試行させることができます。
最後に学習者にクイズを出すのに本当に悪いタイミングというものはありません。学習者をクイズする理由はたくさんあり、クイズは様々な目的に役立ちます。重要なのは、クイズを出す理由を意図的にすることです。筆者が行ったような場合、クイズは単純なテスト以上のものであることがわかります。
株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です
Commentaires