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eラーニングが目標を外さないようにする方法

更新日:2023年11月27日


「どうせやるなら、しっかりやれ」という表現を聞いたことがありますか?この言葉は筆者の両親が何度も何度も私に言ったことです。今日、この言葉がすべてに当てはまるとは限りませんが、eラーニングコース作成には当てはまると思います。

コースを作成するためにせっかく時間と労力を費やしている場合は、コースが効果的であることを確認する必要があります。コースが実際に学習者に影響を与えないのであれば、コースを設計する意味がなくなってしまいます。

しかし、どのようにしてコースが効果的であることを確認できるのでしょうか?数え切れない多くのeラーニング専門家と話し、パターンが浮き彫りになってきました。コースが目標を外した時、ほとんどの場合、4つの理由であることに気づきました。しかし、何をすべきでないかを考えるのではなく、コース作成に費やした時間と労力が確実に報われるようにする方法に焦点を当てたいと前向きに考えていきたいと思いました!

1. eラーニングが適切な解決策であることを確認する


意思決定者がパフォーマンスの問題を見つけたとき、彼らはしばしばトレーニングが答えであると思い込みます。そこで彼らはeラーニングデザイナーであるあなたのところにやってきて、コースを作成するように依頼します。しかし、お気に入りのオーサリングアプリを起動する前に、一歩下がって、eラーニングコースを構築することでその問題が解決するかどうかを検討してください。どうやってそれを理解するのでしょうか?それはトレーニングニーズ分析を行うことです!

始める前にeラーニングがパフォーマンスのギャップを埋められることを確認することで、コースを成功させるための最良のチャンスが得られます。また、eラーニングが解決策ではないと判断した場合は、関係者全員の時間を大幅に節約できます。また必要になった時にはその節約した時間を使用して、影響を与えるコースを作成できます。また学習者は、パフォーマンスを向上させるために選択された他の解決策にその時間を費やすことができます!

トレーニングニーズ分析を行ったことがない場合は、この記事「トレーニングニーズ分析:eラーニングがソリューションとなるのか?」に進んで、その方法を確認してください。

2. 明確な学習目標を特定する


eラーニングがパフォーマンスのギャップを埋めるのに役立つと判断したら、学習目標を特定することが重要です。学習目標はコースを構築する際のガイドとなり、最終目標に向かって集中し続けることができます。

新任のeラーニングデザイナーが一般的に犯す1つの間違いは、漠然とした学習目標を使用することです。時には経験豊富なeラーニングデザイナーでさえ、間違いを犯すこともあります!例えば、この目標を考えてみましょう。

「このコースを修了すると、学習者は太陽からの安全性を理解できるようになります。」

学習目標で理解するという言葉を使用することの問題は、学習者の「理解」を測定することが不可能であるということです。つまり学習者の心を読むことができないということです。

学習目標を改善して、パフォーマンスベースで測定可能にしてください。例えば「このコースを修了すると、学習者は太陽の有害な影響から身を守るための3つの最も重要な方法を特定できるようになります」とします。学習者が実際に身を守る方法を実行できるかどうかを確認するには、複数選択肢の質問を提示するだけです。

効果的な学習目標を作成するための他のヒントについては、この役立つ記事「eラーニングコースに適した目標の作成方法」を確認してください。


3. コース作成プロセスに学習者を参加させる


多くの場合、コース作成者は対象学習者に相談せずに、一人でeラーニングを設計します。特に外部クライアント向けのコースを開発している場合は、学習者にヒアリングするのは簡単なことではありません。また社内向けのコースを開発している場合でも、コース作成プロセスに追加人員が関わると、「船頭多くして船山に登る」状況になるのではないかと心配するかもしれません。

しかし、実際の学習者を顧みずにコース開発すると、学習者のニーズを満たさないコースになる可能性があります。可能であれば、学習者が何を必要としているかを、想定するのではなく、質問してみませんか?コース作成プロセスの2つの重要なステップに何人かの学習者に参加してもらうことは非常に有益です。

  • 初期段階のトレーニングニーズ分析で、学習者が直面している課題と、コースから何を得ればいいのかを知ることができる。

  • 設計段階で、アルファバージョンコースをプレビューする準備ができ、必要な変更を加える時間があるうちに、コースがニーズにどの程度マッチし、期待を満たしているかについてフィードバックを得ることができる。

作成プロセス中に学習者の意見やフィードバックを得ることで、コースが学習者のニーズを満たし、影響を与えやすくなります。

4. コンテンツを合理化する

eラーニングコースを作成する上で最も難しい部分の1つは、含める内容と除外する内容を決定することです。多くの場合、内容を減らそうとしているインストラクショナルデザイナーと、すべてを含めたいと考えている分野専門家(SME)との間で攻防が発生します。最終結果として、継ぎ目で破綻している、中途半端なコースが出来上がることがよくあります。

最も頑固なSMEでさえ基本に立ち戻らせる1つの意見は、内容をすべて含めても学習者がすべてを学習・記憶することを保証できないということです。実際、コースに含める情報が多いほど、学習者は圧倒され、退屈し、諦めやすくなります。そして、たとえ学習者がコースをやり遂げたとしても、学習者は内容をすべて覚えている可能性は低いのです。

最も重要な内容のみを含める方がよいことを説明します。含める内容が少ないほど、学習者はコースを完了し、重要なメッセージを覚えて、その内容を仕事に適用する可能性が高くなります。そして、それこそが望むものではないでしょうか?

内容を合理化するための他のヒントについては、この記事「What To Do When Your Course Has Too Much Content」をお読みください。また、SMEとの連携に関するヒントについては、「Everything You Need to Know About Working with SMEs」を確認ください。


その他のリソース


これらのヒントが、コース作成に費やしている時間がそれだけの価値があると確信できるようになることを願っています。より役立つeラーニングのヒントをお探しの場合は、次の記事を確認してください。

 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 

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