ナレッジチェックは、学習者が内容をどれだけ把握しているかを認識してもらうチャンスです。ナレッジチェックは通常、採点やトラッキングしないため、すべての内容を学んだ後の最終的なクイズやアセスメントの前段階で、学習者にフィードバックを提供できます。
コースにナレッジチェックをすばやく追加するいくつかの手順を見てみましょう。
シンプルで効果的なナレッジチェックを作成する
ナレッジチェックを成功させるための最初のステップは、明確で測定可能な学習目標を定義することです。そうすれば、ナレッジチェックをコースの目標に合致させることにより、意味のあるものになり、コースの目標に到達するのに役立ちます。
コースで教える内容は実際のパフォーマンスに直結されるべきです。教えるスキルと情報で学習者が何ができるようになるかについて考えてください。目標に「理解する」などの言葉は使用しないでください。それは明確ではありません。代わりに、理解するための要素を見つけて、その要素を中心に目標を立ててください。
例えば「顧客の苦情への対応方法を理解する」を目標としているならば、「理解する」という言葉が学習者にとって何を意味するのかをもう少し考えてみてください。より良い目的は、学習者が新しい情報で何ができるかを述べることです。この例での、より測定可能な目標は「一般的な顧客の苦情を把握し、苦情に迅速かつ適切に対応する必要な手順を学習する」です。
インタラクティブなナレッジチェックを構築する
目標の概要を説明したら、目標に向かう時です。静的コンテンツを躍動させる最も簡単な方法の1つは、既存コンテンツを質問形式に再構成することです。これは、プロジェクト期間を延長することなく、インフォーマルでインタラクティブなナレッジチェックを作成する優れた方法です。
Articulate StorylineのConvert to Freeformオプションを使用すると、このプロセスが非常に簡単になります。この方法の詳細については「通常のスライドをFreeformに変換する」セクションをご覧ください。
ナレッジチェックを作成する時は、学習者がコースの内容をループすることなく習得できるようにする必要があることに注意してください。紛らわしい質問や現実的ではない質問などは使いたくありません。学習者が実際にどのようにパフォーマンスできるかを理解できるように、学習者に挑戦してもらうようにします。
ナレッジチェックでフィードバックを使用する
質問の準備ができたら、学習者にどのようなフィードバックを提供するかを考えてみましょう。よく練られたナレッジチェックは、学習者に、それぞれの選択肢について貴重なフィードバックを受け取りながら、正しい選択と間違った選択を探求する機会を提供します。このコンテキストとフィードバックは、学習者がコースを進めて最終的なアセスメントの前に、学習者に自信を与え、内容に精通したと思ってもらうことに役立ちます。
ほとんどのeラーニングオーサリングツールは、設問単位または選択肢単位のフィードバックを提供できます。ベストプラクティスとして、選択肢単位のフィードバックを使用して、学習者が自分の選択が正しかった理由、間違っていた理由を理解できるようにします。
さらに、パフォーマンスサポートをナレッジチェックに組み込むため、学習者が以前学習した情報や内容に役立つ補足情報にアクセスできるようにします。
まとめ
ナレッジチェックは、学習者がコースの概念と目的を習得していることを証明するのに役立つ重要なeラーニング要素です。したがって、次に学習内容を習得しているかについて学習者に挑戦させる簡単な方法を探している時は、これらの簡単な手順をお試しいだだき、学習者がコースの目的を本当に達成したかどうかを把握してください。
eラーニング作成は初めてですか?「eラーニング制作のために知っておいていただきたいこと」ページには他にも参考になる記事がございますので合わせてご確認ください。
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