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執筆者の写真DISCE

Rise 360でコンプライアンストレーニングを作る

更新日:2023年11月22日


金融機関や法的規制のある業界を含む多くの企業は、従業員が適切に教育されるように法律で義務付けられています。この種のトレーニングは、しばしばコンプライアンストレーニングと呼ばれます。eラーニング開発者は多くの場合、このタイプのコースを作成する必要があります。通常は、職場での差別、コンプライアンス、贈収賄防止、セキュリティなど、従業員が業務を正しく行い、法律違反にならないために知っておく必要のある重要な情報などのトピックを扱います。


筆者はArticulate 360で利用可能なWebベースのオーサリングツールであるRise 360を使用して、コンプライアンストレーニングを作成するのが大好きです。なぜかというとRise 360コースは簡単に作成・更新でき、同僚と共同でコース構築できるためです。Rise 360では、学習者にすべてのページの閲覧を必須にすることもできます。これは、学習者がすべての必要な情報を閲覧したことを規制当局に証明することができるため、コンプライアンストレーニングで重要な機能です。そしてRise 360のレスポンシブ出力は、従業員がコースを視聴するすべてのデバイスで美しく見えます。


Rise 360で作成されたコンプライアンスコースのサンプルは、一般的な職場の怪我を避ける安全教育についてです。下のリンクをクリックしてチェックしてください。


サンプルコースを見た上で、コンプライアンストレーニングの重要な考慮事項とそれらに対処するために使用できるRise 360の機能について見ていきましょう。



Continueブロック


前述したように、コンプライアンストレーニングを作成するeラーニング開発者にとって重要な考慮事項の1つは、学習者が内容をスキップできないようにすることです。これは、Continueブロックで簡単に実現できます。


Continueブロックを設定すると、学習者が前のコンテンツをすべて見るまで次に進むことができません。


ブロックメニューバーの[Continue]をクリックして、Continueブロックを挿入します。

※左メニューの[Divider]内の[Continue]も同じ機能を追加することができます。


Continueブロックは、Completion Typeドロップダウンメニューで次の3つのオプションが指定できます。


  • None(Always show button):なし(常時ボタンを表示) [Continue]ボタンは常に表示されます。学習者はいつでもクリックして次のブロックに移動できます。

  • Complete All Blocks Above:上記のすべてのブロックを完了する 学習者が[Continue]ボタンの上のすべてのブロックを完了するまで、[Continue]ボタンは無効になります。

  • Complete Block Directly Above:真上のブロックのみ完了 学習者が[Continue]ボタンのすぐ上のブロックを完了するまで、[Continue]ボタンは無効になります。


上記の安全教育コースのサンプルでは、各レッスンの最後に「Complete All Blocks Above:上記のすべてのブロックを完了する」で[Continue]ボタンを設定しています。


上記の基本的な使い方に加えて、Storyline 360で作成したカスタムインタラクティブスライドをRise 360レッスンに追加した場合はどうでしょうか?学習者にStoryline 360ブロックを確実に完了させる方法はありますか?はい、もちろん問題ありません。Storyline 360にカスタムインタラクティブスライドを設定するには、「How to Require Learners to Complete a Storyline Block」をご覧ください。次に、Rise 360でStoryline 360ブロックを追加し、[Continue]ブロックを追加します。



制限ナビゲーションを有効にする


Rise 360でコンプライアンスコースを作成する場合、[Continue]ブロックと一緒に制限ナビゲーションを使用することを検討してください。ナビゲーションを制限すると、学習者は各レッスンを順番に学習していく必要があり、前レッスンを閲覧せずに次のレッスンに進むことはできません。ナビゲーション制御の設定は、上部のSettingメニュー内にあります。Navigation Modeドロップダウンメニューで[Restricted]を選択します。


コースナビゲーションを制限することに加えて、学習者がシークバーでビデオコンテンツを先にスキップできないように、ビデオのナビゲーションも制限することができます。ビデオのナビゲーションを制限するには、ビデオの[SETTING]タブに移動し、[Allow Forward Seeking]を無効にします。


これで学習者はシークバーで重要なビデオコンテンツをスキップできなくなります!



クイズの合格を必須とする


クイズはコンプライアンスコースのもう1つの重要な要素です。学習者にクイズの質問を完全に理解させることができます。コンプライアンスコース向きのクイズ設定を紹介します。


まず、次のレッスンに進む前に学習者にクイズに合格するよう要求することにより、コースのナビゲーションを制御できます。クイズを開き、[Settings]オプションをクリックして、[Require Passing Score to Continue]を[On]に切り替えます。

この設定にすると、学習者は、コースの次のレッスンに進むために、クイズに合格する必要があります。


コンプライアンスコース向けのもう1つの設定方法は、最終クイズで学習者に100%の合格点を要求し、試行回数は無制限にすることです。これにより、学習者は全質問を正解するまでクイズを繰り返すように強制されます。


合格点を変更するには、クイズを開き、右上隅の[Settings]をクリックして、合格点を調整します。


これであなたはRise 360を使ってコンプライアンストレーニングを簡単に作成できます。


 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 

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