何かが新しく始まった時、複雑で困難に感じることがあります。そして、あなたが初めてeラーニングを始めて、あなたが最終的なコースを見る時、動いている部分が何であるかについてすべて想像するのは難しいです。
しかし、幕を開けてeラーニングコースの最も基本的な要素を見ると、ほとんどのコースが同じ基本的な要素で構成されていることがわかります。少なくとも1つのオンラインコースを受講または設計した場合は、これらのコースの構成要素の大部分を認識しているはずです。
すべてのコースにこれらの構成要素を含めなければならないという規則はありませんが、新しいeラーニングデザイナーが基本的な構成要素と、それらが全体のコース構造のどこに当てはまるかを知っていると役立ちます。
Welcomeセクション/オープニング
学習者がコースを開いたときに最初に目にするものです。視覚的に学習者を歓迎することに加えて、通常はコースの他のセクションをナビゲートするためのオプションを提供します。
Welcomeセクションがコースのトーンを決めるので重要です。
下記の例はArticulate Rise 360で作成されたWelcomeセクションの例です。
下記の例はArticulate Storyline 360に挿入できるコンテンツライブラリのWelcomeテンプレートの例です。
説明セクション
作成するコースの種類によっては、学習者がコース内を移動する方法を説明する部分を含めることをお勧めします。
スライドベースのオーサリングアプリを使用して独自のカスタムナビゲーションを作成した場合は、ナビゲーションの重要な機能を示すために矢印、吹き出し、およびテキストを使用し、説明します。注目すべき機能には、ナビゲーションボタン、リソース(添付資料)、ナレーション文章表示、ヘルプボタンなどがあります。
オーサリングアプリの標準の組込コースプレイヤーを使用している場合は、詳細レベルの説明は必要ないでしょう。
標準のナビゲーションを使用している場合でも、スピーカーをオンにする必要があるかどうか、最後にクイズがあるかどうか、コースを完了するためにどれだけの時間がかかるのかを学習者に知らせることは重要です。
Articulate Rise 360のようなWebアプリケーションを使用している場合は、次のようになります。
Articulate Storyline 360のようなスライドベースのアプリケーションを使用している場合、簡単な説明スライドは、次のようになります。
学習目的(ラーニングオブジェクト)
学習目的は、学習者へ向けたコースの目標概要です。通常、箇条書きの形式で説明します。このリストには、コース終了後に学習者が実際に実施できる実用的なタスクを説明します。
ただ、目標を箇条書きで説明する必要はありません。多くの場合、目標を箇条書きで提示することを要求するのは、クライアント、ビジネスパートナー、組織で決められたガイドです。
eラーニング業界では、箇条書きのフォーマットに代わるクリエイティブな方法を見つける傾向があります。たとえば、以下のスクリーンショットのように、Riseでアコーディオンインタラクションを作成して、学習者がさまざまな目的を自分のペースで確認することができます。
Storylineのようなスライドベースのツールを使用している場合は、学習者の目を引くようにテンプレート化された目的レイアウトを作成することもできます。
箇条書きをより魅力的なものにするための追加情報とディスカッションがあります。
内容
このセクションは、すべての学習が集まる、いわばコースの中核です。ここでは、テキスト、画像、グラフ、タブ、タイムラインのインタラクション、シナリオ、スクリーンキャスト、ビデオなどを含めることができます。
コンテンツを表示する方法は様々ですが、次の例を参考にしてください。
テキストと画像
Riseで作成された例
Articulate Storyline 360で利用可能なコンテンツライブラリテンプレートの例
シナリオ
Riseで作成された例
Articulate Storyline 360で利用可能なコンテンツライブラリテンプレートの例
タイムラインインタラクション(時間軸の説明)
Riseで作成された例
Articulate Storyline 360で利用可能なコンテンツライブラリテンプレートの例
コンテンツやコースの目的に応じて、コースにこれらの要素を1つか2つだけ含めることも、上記のすべてを含めることもできます。これらのテンプレートを利用すると、学習者の目標を達成するのを助けるためのコンテンツを分かりやすくする方法を決めやすくしたり、製作プロセスを簡単にすることができます。
プラクティス(練習問題)
プラクティスの目的は、学習者のスキルと知識の向上を支援することです。そのため、学習者が学習したばかりの内容をプラクティスできるように、視聴されたモジュールの内容にする必要があります。
これがRiseで作成できるプラクティスの例です。
これがStoryline 360で作成されたプラクティスの例です。
知識習得確認とアセスメント
知識習得確認とアセスメントは、トピック毎、モジュール毎、コース最後のクイズです。学習者は、モジュールを学習中に習得状況をテストできます。2つのタイプのクイズの主な違いは、知識習得確認は一般的に最終スコアにはカウントされないのに対し、アセスメントはカウントされることです。
それらは典型的なクイズ(正誤問題)、択一/複数選択などのように見えるかもしれませんし、あるいは現実の状況で何をすべきかについて学習者が決定しなければならないシナリオタイプのような形式を取ることもあります。
Riseで作成されたクイズ例をチェックしてください。
これはStoryline 360で作成された例です
まとめセクション
トピック毎、モジュール毎、コース最後には、その単位・セクションのキーポイントの要約を設けることがよくあります。
意欲的な学習者が次のレベルに知識を習得するのに役立つ追加リソースへのリンクを含めたりします。
Riseでは、次のようになります。
Storylineなどのスライドベースのアプリケーションの場合は、次のようなスライドを作成できます。
連絡先情報とリソース
各コースの最後には、通常、トレーナーまたはSME(専門分野の専門家)の連絡先情報や、コースで学んだスキルを仕事に活かせるように学習者をサポートするのに役立つ追加リソースを設けます。
通常、以下の1つ以上が含まれます。
連絡先情報:コースに関する質問について回答できる人々への連絡先
継続的学習:コース以外の追加リソース
ジョブエイド:仕事のパフォーマンスをサポートする配布資料
Riseでは、次のようなものを作成できます。
Storylineや他のスライドベースのアプリでこのようなスライドを作成することもできます。
さいごに
コース設計者として、あなたはeラーニング要素を組み合わせるという無限のオプションを持っています。あなたのコースや学習者に対する期待にマッチする学習体験レベルは、あなたの選択に影響を与えます。もしあなたが新しいeラーニングデザイナーであれば、初めにこれらの共通の要素を押さえてみてください。
株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です
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