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eラーニングプロジェクトで必要な内容を集約する5つのステップ

更新日:2023年11月22日


eラーニングコースの設計には時間がかかり、費用もかかります。ただし、プロジェクトに必要な内容を効率的な方法で集約することで、時間と費用を節約できます。無駄な作業をせずに、プロジェクトに適切な内容を集約するための実用的な手順を紹介いたします。



必要なものを決定することから始める


とにもかくにも利用可能なすべてのテーマの目録を作成したくなるかもしれません。しかし、最初にニーズ分析を終わらせ、コース目標と学習目標を定めることにより、多くのトラブルを省くことができます。


徹底的なニーズ分析を行うことにより、eラーニングプロジェクトに必要な種類の内容を特定できます。ニーズ分析後、プロジェクト対象者・目標・条件に当てはまらない内容を取り除くのは非常に簡単です。


素材が利用可能という理由だけで、素材を使用したいという誘惑に抵抗してください。ゼロから始める場合でも、分野専門家SMEの善意で提供してくれる大量コンテンツがあったとしても、コースのニーズに応じて、内容を厳選しましょう。



内容の収集


内容を入手する最も速く便利な場所はオンラインです。ただし、量と品質を混同しないでください。豊富な情報が見つかる場合がありますが、使用する内容に特に注意してください。

使用可能なツールをどのように使用するかを計画します。電子リソースを使用する場合は、検索キーワードを書きとめ、検索演算子and、or、not、nearを使って、検索を絞り込んだり、拡大します。


オンラインの資料には簡単にアクセスできますが、本、定期刊行物、マニュアル、ビデオなどの物理的資料も使用することを忘れないでください。印刷物を使用する場合は、概要を読んで情報を要約する方法を見つけてください。あるテーマについて本の目次で確認することもできます。



収集する書類

リソースが電子媒体であるか印刷物であるかにかかわらず、使用する各リソースと各リソースの場所を必ず記録しておいてください。アイテムが電子ソースからのものである場合、それを見つけるために使用した検索用語を書き留めます。このように、特定のリソースを再訪する必要がある場合、すばやく見つけることができます。



適切な人とつながる


コースの目標に最適な内容を収集するには、適切な専門知識と経験を持つ人材を見つけることが重要です。


ニーズ分析はプロジェクトを支援してくれる分野専門家(SME)の特定に役立ちます。必要なものすべてを1人から入手することは常に可能、賢明とは限らないため、何人かのSMEと連携する必要があることに注意してください。例えば、あるSMEがオンザジョブ、コンテキストの洞察を提供してくれて、別のSMEが技術情報やプロセス情報を提供してくれる場合があります。目的は、必要情報の入手であり、複数ソースからしか入手できない場合があります。


SMEは、既存の資料だけでなく、新しい内容の情報源として機能し、新しく必要な情報と既存情報の間のギャップを埋めることができます。SMEと話をする時は、あなたが望むものを明確に説明してください。トレーニングの対象となる特定のスキルとタスクに集中するために、概略で会話をガイドすることができます。また、「このテーマに関する最も一般的な質問は何ですか?」や「このテーマでよく見られる間違いは何ですか?」など、専門知識を共有してもらうのに役立つオープンクエスチョン形式の質問をしましょう。


SMEが提供する情報をふるいにかけるのが難しい場合があります。使用できる戦略の1つは、コースの中や実際の職場環境において学習者がその情報を使ってどのように練習できるかを尋ねることです。「学習者がタスク実行するためにはそれを知る必要がありますか?」という簡単な方法で、情報を絞り込むことができます。


SMEは忙しいことが多く、スケジュール調整が厳しい場合があります。プロセスのできるだけ早い段階でスケジュール調整し、プロジェクト計画に内容集約とレビューのための時間を組み込むことが必要です。


またSMEとのミーティングに準備しておきます。時間をかけて背景情報を学習しておくと、良い質問をするのに役立ちます。聞いたことを言い換え、要約し、確認することで、フォローアップの会話を最小限に抑えることができます。



内容の検証


内容集約プロセスの最後のステップは、コースの内容を簡単に確認できる形式にまとめ、整理することです。内容が完全に正確であることをSMEに確認できたら、eラーニングコースの設計に進むことができます。



 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 



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