新しくeラーニングコースの製作する人、特に意図せずにeラーニング業務に就いた人からよく聞くことは「良い」eラーニングを作成できないということです。「良い」というものの定義は別な機会で検討するとして、彼らの心配は、インストラクショナルデザインの正式な教育・トレーニングが足りていないのでは?というところから生じていることがわかりました。
あなたも同じような状況の場合、効果的で見栄えの良いeラーニングを作成するために必要なスキルが何かという疑問を持つかもしれません。そして、わからないことがわかるようになったら、そのスキルを開発して業務の質を向上させるかもしれませんし、自分にとって「良い」ということを定義できるかもしれません。
eラーニングとインストラクショナルデザインのスキルに関する情報がWeb上にはたくさんありますが、多くは長々と重なるリストで威圧感があります。私はシンプルなのが好きなので、良いeラーニングを作成するための最も必要で、広く使え、重要な5つのスキルにフォーカスしたブログを書きました。また、これらのスキルの能力開発に役立つ無料のリソースも紹介します。
相談するスキルが必要
実践的なeラーニングプロジェクトを経験したら、プロジェクトチームやビジネスリーダーと自分自身をどのように位置付けるかを考えてみましょう。あなたは周りの人が信頼できるパートナーであり、協力者ですか?それともこれらの人々はあなたを単にスライドをオンラインに置くだけの人としてしか見ていませんか?人からの信頼を獲得するのに役立つスキルには次のものがあります。
優れたビジネス洞察力 優れたデザイナーは結果重視であり、常に新しい取り組みにチャレンジしています。専門知識を持ち、常に知識とスキルを向上させています。また、ビジネス、学習者、プロジェクト期限と予算のニーズを客観的にバランスよく調整でき、最良の結果を得ることができます。
優れたコミュニケーション力 優れたデザイナーは、精通したビジネスコンサルタントのように考えることができます。たとえば、プロジェクトの土壇場で設計変更が行われる際に、意思決定者がニーズに優先順位を付けられるように意思決定者とトレードオフの会話を行います。厳しい協議に直面しても、優れたデザイナーは、リスクと見返りを提示し、誰もが最高の結果を達成させることが自分の役割であることを知っています。
このスキルを構築する
「the habits other successful instructional designers」の記事を研究し、いくつかを自分で伸ばしてみてください。
外部からの視点とアドバイスを求めることができるサポートネットワークを構築しましょう。E-Learning Heroes の「Building Better Courses」フォーラムは、仲間とのヴァーチャルネットワーキングの素晴らしい場所です。また、創造的な執筆、ユーザビリティやエクスペリエンスデザイン、グラフィックデザイン、その他の関連業界の人々からのインスピレーションとサポートを得るかもしれません。
組織で必要なスキル
あなたに求めれらるスキルと創造性は、プロジェクト毎に変わります。しかし、組織で必要なスキルを身につけると、業務上のほぼすべての側面を改善できます。この分野で必要なスキルをいくつか示します。
タスクの優先順位付け プロジェクトが1人であろうと、大規模なチームであろうと、時間を管理してタスクの優先順位を付ける能力を持つことは、プロジェクトを成功させるために不可欠です。
基本的なプロジェクトマネジメントスキル プロジェクトマネジメントツールとプロセスを理解することで、集中力と組織力を維持し、利害関係者の期待を調整し、プロジェクトを円滑に進めることができます。
このスキルを構築する
「Time Management Tips & Techniques」で時間管理の基本を習得してください
「eラーニングプロジェクトマネジメントのベストプラクティス」を参考にしてください。
「Project Management Tools & Techniques」でテクノロジーを活用してください
インストラクショナルデザインの知識
今日のeラーニングオーサリングツールは、ほぼ誰でも簡単なコースを簡単に作ることができますが、優れたeラーニング製作というのは単なる制作作業以上のものです。インストラクショナルデザイナーは、人々がどのように学ぶかを継続的に理解しなければなりません。これは、eラーニングのインストラクショナルデザインが、原案コンテンツを魅力的なデジタルエクスペリエンスに変えることでもあるためです。
この分野に必要なスキルには次のものがあります。
創造的な問題解決 優れたデザイナーは共感的ですが、インストラクショナルデザイナーにも同じことが言えます。インストラクショナルデザイナーは、学習者としての自分自身を想像し、学習者にふさわしい方法を見つけることができます。
簡潔で正確な文章 優れたインストラクショナルデザイナーは、説得力のある効果的な文章の書き方を知っています。その文章は、暖かくプロフェッショナルであり、構造化され、知る必要のある情報にフォーカスしています。
効果的なコミュニケーション能力 利害関係者やSME(分野専門家)は、トレーニングコンテンツを創造的な方法でイメージできるとは限りません。優れたインストラクショナルデザイナーはこの課題を認識し、相手にわかりやすく何ができるかを示すことができます。プロトタイプやストーリーボードなどを使って行うことで、多くの時間とエネルギーをかけて本番コース構築前に彼らの理解を深めることができます。
このスキルを構築する
「デザインシンキングとは何か?なぜ重要なのか?」ブログ記事で、デザインシンキングの概念があなたの役割にどのように適用されるかをご覧ください。
この記事シリーズ「What You Need to Know to Create Amazing E-Learning」をご覧ください
毎週行われるeラーニング課題「weekly e-learning challenges」に参加して、あなたのクリエイティブな側面を探り、ポートフォリオを構築し、様々なスキルレベルを持つeラーニング開発者から学びましょう。
ビジュアルデザインの視野が必要
見栄えの良いeラーニングをデザインするために芸術学科を専攻している必要はありませんが確かに役立ちます。それはeラーニングが視覚的なメディアだからです。また、eラーニング開発者の役割の重要な部分は、コースのユーザーインターフェイス、グラフィックス、インタラクション(相互作用)を視覚化する能力です。
この分野で必要な重要なスキルは次のとおりです。
レイアウト構成 学習者の使いやすさを向上させるには、素材を使って内容と調和のとれたバランスの取れたレイアウトを作成する方法を理解することが重要です。大きさ、比率、C.R.A.P(コントラスト、繰り返し、整列、近接)などの概念を理解することも役立ちます。
画像の調達と加工 優れたコース開発者は、キーワードで検索して必要な画像を見つける方法を理解しています。また、独自に画像を加工・作成する基本も知っています。
このスキルを構築する
「3つの重要なビジュアルデザインコンセプト」をご覧ください
「Content Library 360で必要な画像を見つける方法」をご覧ください
「PowerPointを使用して画像から背景を削除する方法」と「PowerPointでテキストを画像で修飾する方法」をご覧ください。
仲間のeラーニングプロからインスピレーションを受け、学びましょう。eラーニングサンプルや無料ダウンロード集には、視覚的デザインの専門知識を使ったものがたくさんあります。
少し技術的なノウハウが必要
eラーニングオーサリングアプリの機能以外にも、eラーニングにはさまざまな技術的側面があります。オーディオとビデオの作成と使用方法、さまざまなWebブラウザの動作、学習管理システム(LMS)で期待どおりに動作しないコースをトラブルシューティングする方法など、これらはほんの一例です。また優れたeラーニングを作成するために技術の第一人者である必要はありませんが、次のようないくつかの基本を理解するよう努力する必要があります。
学習者の技術的制約 学習者がテクノロジーや帯域幅の制限により使用できない場合、素晴らしいリッチなマルチメディアeラーニングコースを設計しても意味がありません。
コースを公開する方法 熟練したeラーニング開発者は、オーサリングアプリのパブリッシュ設定と、それらの設定がコースのトラッキングとレポーティングに与える影響を理解しています。
コースをテストする方法 eラーニングは、適切に機能しないと効果的ではありません。コースを学習者に公開する前にテストすることは通常、誤植、リンク切れ、誤動作に至るまですべてを網羅する品質保証(QA)プロセスです。
コースのトラブルシューティング方法 eラーニングのプロは、特に当日内に不可解な技術的な不具合の原因を突き止めようとする場合、事前に準備をし、定期的にトラブルシューティングチェックリストを確認することで、時間を大幅に節約できることを知っています。
このスキルを構築する
「Tips for Designing E-Learning for Folks with Slow Internet」を読み、 一般的な技術的問題を回避するコースを設計しましょう。
「properly testing and vetting them」を読み、最初に適切にテストし、検査し、コースを改善しましょう。
この「E-learning Maintenance Checklist」からプロのヒントを入手してください。
この一連の役立つ記事(英語)で LMSのすべてを学んでください。
この「eラーニングプロジェクトのトラブルシューティングチェックリストで時間を節約」をお読みいただき、まずは確認すべきポイントを学んでください。
株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です
#プロジェクトマネジメント
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