お客様との対話、カンファレンス、業界調査など、多くの時間を費やしてきましたが、企業内学習の現在の状況に関して多く聞こえ続けるフレーズの1つが「同期していない」です。Harvard Business Publishingで実施した最近のアンケート調査では、回答者が現在の企業内学習プログラムに与えた平均NPS(ネットプロモータースコア)は、100から-100までのスケール範囲で、なんと-33という、顔をしかめざるを得ないような状況でした。
Degreedの調査では、企業の学習戦略と従業員が同期していない可能性があるという意見が寄せられています。そして、Degreedが確信しているのは、人々が仕事中もしくは仕事の流れの中で学ぶという方向に大きくシフトしているということです。
事実、ほとんどの従業員は毎日学ぶ時間を費やしており、コースや教室での定期的な学びだけでなく、あらゆる種類の方法で学んでいます。支援するために、L&Dはマイクロラーニングとマクロラーニングの両方を通じて、自主的な能力開発とフォーマルトレーニングの両方を促進する必要があります。
同様に重要なのは、適切な学習リソースと学習ツールをキュレーションし、コンテキストを提供し、どのリソース・ツールへもすぐにアクセスできる接続性と相互作用を設計・導入することにより、現場のマネージャーを人材育成リーダーにするためにも膨大な学習コンテンツと経験を今まで以上に意味のあるものにする必要があります。この組み合わせをラーニングエコシステムと呼びます。
次の質問は、この包括的なソリューションで探すべきもの、構築すべきものは何かということです。それではラーニングエコシステムで探すべき5つの重要な機能性を紹介します。
学習コンテンツ(UGC:現場ユーザーが作成するコンテンツ、ソーシャルラーニング、記事、ビデオ、集合研修など)および経験機会(例:人、プロジェクト、仕事との関連性)の多様性。
推奨、明確なキャリアパス、業務に直結する能力開発機会、フィードバックからのモチベーション。これにより、ユーザーは新しいスキルを自律的に身に着けるようになります。
組織全体から得られるデータと洞察から予測し、ビジネス上の意思決定とHRの意思決定をサポート。
従業員のスキルデータに関する有意義なアクティビティをウォッチし、単なる完了情報以上の洞察を提供するダッシュボード。
現在の従業員のスキルを測定し、従業員が能力開発する必要があるスキルに関するガイダンスを提供するプロセス。スキルに関する可視性により、従業員は社内異動の機会が増え、マネージャーは新しいプロジェクトで適切なスキルを持つ適切な人材を見つけることができます。
おそらく最も重要なのは、利用しようと選択する全ソフトウェアがAPIを利用可能で、既存ツール、そして将来導入するかもしれないツールを全て連携統合できることです。Brandon Hall Groupが実施したアンケート調査によると、ラーニングテクノロジーの購入者の最大の不満は、「将来のニーズを満たす能力」でした。選択したプラットフォームが将来新しいツールを追加し、統合できるようにするには、APIを利用できるかに依存します。
今日、人々は学習戦略に実用性・関連性・パーソナライズを期待しており、包括的なラーニングエコシステムにより、その期待を構築できます。魔法のような万能なソリューションはありませんが、Degreedのようなプラットフォームは、組織と各従業員の両方のニーズに対応でき、変化するビジネス環境の要求を満たすことができます。
Degreedが企業の学習戦略に革命をもたらすのにどのように役立つかについて興味がおありの方はお問い合わせください。
By Sarah Danzl, Director Of Communications
February 19, 2020
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