Rise 360のシナリオブロックを使用したことがある方は、いかに素早く簡単に魅力的なインタラクションを構築できるかをご存知でしょう。しかし、Rise 360でシナリオを作成する方法は1つだけではないことをご存知ですか?多くのブロックオプションがあるので、学習者のニーズに合わせてコースデザインを簡単にカスタマイズすることができます。同じシナリオスクリプトを使い、レッスンとブロックの種類を変えて5つのバージョンを作ってみました。それぞれについて、どのような場合にどのオプションを選択するのが合理的なのかを説明します。
1. シナリオブロック
先ほど述べたように、Rise 360のシナリオブロックは、あなたのコースをとても速く、簡単に、よりインタラクティブにすることができます。このブロックは、シナリオを分岐させるのに最もよく使われるブロックです。なぜなら、すべてがすでに構築されているからです。Content Library 360の画像やキャラクターを使ってブロックを素早くカスタマイズし、独自の会話、レスポンス、フィードバックを追加することができます。
使用例
このブロックは、シナリオを素早く構築したいときに最適です。
2. ボタンスタックブロック
顧客とシナリオを紹介する、この例2と、例3と4では、同じ画像とテキストブロックを挿入しました。しかし回答の選択肢を表示するために、異なるブロックを選択しました。この例では、ボタンスタックブロックを使っています。
ボタンスタックは、電子メールを送信したり、外部の情報に簡単にアクセスしたり、コース内の他のレッスンにジャンプしたりするために使用することができます。この例ではボタンスタックをシナリオの解答オプションとして使用しました。学習者は答えを選択し、その答えに基づいて別のレッスンに誘導されます。
使用例
このブロックは、フィードバックに多くのテキストを含めたい場合、または学習者の回答に基づいてより多くのコンテキスト情報を提供したい場合、例えば、そのトピックについてより深く補足説明するイメージ、テキスト、ブロックタイプのあるレッスンを提供したい場合などに便利です。
3. フラッシュカードグリッドブロック
フラッシュカードグリッドブロックは、ストーリーベースのインタラクションのためのもう一つのオプションです。ワンクリックで、用語の定義説明をしたり、テキストを表示したり、さまざまなことができます。このシナリオの例では、両方の選択肢を表示するためにフラッシュカードを使用しました。学習者はどちらかの選択肢をクリックし、その選択に基づいた具体的なフィードバックを受けることができます。学習者が正解を選んだものの、もう一方の答えがなぜ間違っているのかを知りたいと思ったとき、それが可能になります。
使用例
例えば、複数の正解があり、そのうちの1つが他よりも優れている場合など、正解か不正解かに関わらず、学習者に複数の行動の結果を簡単に表示するオプションを提供する場合です。
4. ナレッジチェックブロック
ナレッジチェックは採点されず、スコアがLMSにレポーティングされないため、学習者がプレッシャーの少ない環境で学習内容を振り返り、実践するための安全な空間を提供する良い方法です。そして、ナレッジチェックの素晴らしいところは、レッスンの中ですぐに組み立てることができることです。この例では、まさにそれを実践しています。
使用例
レッスン内で学習者の知識をすばやくテストし、フィードバックにテキストのみを含める場合、このブロックを使用します。
5. クイズレッスン
時には、学習者に確認する以上のことをする必要があります。例えば、学習者がどのくらい学んだかを評価する必要があります。そこで、クイズレッスンの出番です。クイズは採点され、その結果情報が学習管理システム(LMS)にレポーティングされます。この例では、多肢選択式の問題を使用しました。
使用例
LMSで学習者のスコアをトラッキングする必要がある場合、このオプションを選択することになります。
まとめ
以上、Rise 360でシナリオを作成するクリエイティブな方法と、それをプロジェクトで使用する場合の例をいくつか紹介しました。もちろん、これらのオプションに限定されるわけではありません。レッスンやブロックの種類は非常に多く、可能性は無限大です。Rise 360のコースでシナリオを提示するために、どのようなクリエイティブな方法をイメージできましたか?
上記のシナリオブロックの例が気になる方は、こちらで実際のサンプル(英語)を見ることができます。
学習者が共感できるリアルなシナリオを作成する方法を知りたいですか?以下の記事をご覧ください。
ここで学んだことを試してみたい方は、Articulate 360の30日間の無料トライアルをお試しください。ご登録にクレジットカードは必要ありません!!
株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です
Hozzászólások